「あなそれ」にみる、それほど好きではない、恋愛とは。

ようやく最終回を迎えたドラマ、「あなたのことはそれほど」。

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私の中でのこのドラマは、「昼顔」ほど切なくない、「不信のとき〜ウーマン・ウォーズ」よりやりあわない、そして「奪い愛、冬」よりふざけてない、という印象。

ネットでは賛否両論分かれるドラマでした。私の周りでも、「意味がわからない、絶対見ない」派と「意味がわからないけど、面白いから見たい」派に分かれていた気がします。

どっちにしろ、「意味がわからない」ドラマだったような印象を持っていた人が大多数。そして私も美都の友人である香子(大政絢)と同僚の瑠美(黒川智花)を除いては、登場人物に現実味を感じなかった。

だけど、最終回でなぜか納得させられてしまった。

もしかするとこのドラマが一番人間らしい恋愛模様を描いていたのかもしれない。

 

まぼろしに恋する美都

「あの頃好きだった人は、あの頃の自分が好きだった人。

冷凍保存でもしとかない限り、今は自分も相手も変わってる。

あの頃好きだった人は、もうこの世にはいない、

亡霊…妖精…まぼろし…」

香子が言ったこの言葉がこのドラマのすべて。

美都がこの言葉を受けて笑ってしまったくらい、バカバカしいことだった。

美都は、「それほど」好きではない二番目に好きな人と結婚した。

そりゃそうだ。彼女にとって一番好きなのは、有島くん。

それも記憶の中の、まぼろしの有島くん。そんなの誰だって勝てるわけがない。

現に、今の有島くんはそこまで魅力的じゃない。そもそも浮気した後に、結婚していることを話すような男だ。ろくでもないのはわかっているが、美都には「有島くん」はあの有島くんであり、デフォルメがかかってしまっている。あの有島くんが自分を裏切るなんてありない。だからこそ亮太なんてどうなったっていい。

亮太が最後に、美都は恋をしたことがないんじゃないかと言っていたが、間違いない。彼女はまぼろしにしか恋ができない。

 

優しくてずるい男、有島くん

有島くんは、優しいようで優しくない。「なんの努力もしてこず」に、自分がしたいことを思う通りにしていると、自ずと結果はついてきた。

歯をみがきながら片手間に、美都にLINEをブロックしてほしいと連絡するような男だ。そして返事が来たときに言った一言。

「めっちゃ早起きしてんな」

”前のオンナ”を匂わせるこの一言がでてくるあたり、この男はずるい。

毎日子どもに挨拶をしにいっているのは、正直迷惑だとも思う。だけど、彼が続けるのは、「謝る」という行為を見てもらいたいからだ。優しい男を演じながら、結局はずるい。「したいことをしているだけ」なのに周りはそれを許してしまう。

なしくずしに許したかのように見える麗華だけど、「こんな自分にしたあなたが憎い」と言っていたように、変わってしまった自分や、綺麗な浮気相手の顔をきっと一生忘れないだろう。

高嶺の花だった有島くんと結婚した地味な麗華。形勢逆転し、彼女は有島のそんな様子がようやく見えてきた。そこで自分は、今の有島は「それほど」好きではないことに気がついたのかもしれない。

そうした気持ちを抱えて過ごす、有島との日常。

きっと有島は一生許されることなどない。

 

 「一番好きな人との結婚」を守りたかった亮太

そして最後に、サイコパスのような奇行と開きすぎた瞳孔で美都を見つめてきた亮太。

異様なまでに依存し、そして美都を愛してきたが、その様子は少し異様だった。

 

果たして彼は、本当に美都が好きだったのだろうか。

結婚生活を失った彼は、こうつぶやいた。

「あれより楽しいことあんのかな、人生。長いなぁ…」

一生懸命努力して、一番好きな人と結婚する。それが彼にとって一番しがみつきたかった幸せであり、亡き母へ見せたかった自分の将来の姿だ。

そのことに気づいた時、亮太はこう言ってのけた。

「そして今、僕の気持ちは、みっちゃんのことは…それほど?」

 

危ないストーカーのように有島を追いかけた美都、そして美都を追いかけた亮太。

アイドルを追いかけているような、大事な娘を囲い込んでいるような、どちらにせよ大きな愛情はあっただろう。

「ラストフレンズ」で錦戸くんが演じた宗祐をみたとき、どこか切ない気持ちになったのを覚えている。あれはDVというひとつの要素が加わっていたから、また話は変わってくるかもしれないが、あそこに感じたのは狂おしいほどの愛情と嫉妬。

だけどこのドラマにそれは感じられなかった。

冷静になって考えると「それほど」好きではないからだ。「結婚」と「まぼろし」に依存いて追いかけていた、それだけだった。

このドラマは、「クズっぷり」や「奇行っぷり」が話題ではあったけど、その根幹はそんなすごく人間らしいものでつくられていた気がする。

切ない片思いを描くー脚本家:金子茂樹ー

今週のお題「私の沼」っていうことで、私の沼は言わずもがなテレビドラマです。

 

テレビドラマが好きな人はおそらくたくさんいる。

それにそんな人は、「好きなドラマ何?」って聞かれたらきっと3つくらいは答えられる。でも、好きな脚本家は誰?と聞かれたらどうでしょう。

 「この脚本家が好きなんだよね」って、クドカンとか福田雄一とか三谷幸喜以外の方をツラツラ述べられたら、なんか通っぽく見える。なんとなく、この人マジでテレビドラマ大好きじゃん…!って気持ちになる気がする。っていうことで、脚本家について独断と偏見でまとめていこうと思います。

 そんな第1回は、金子茂樹さん

金子さんは現在「ボク、運命の人です。」を執筆されています。2004年にフジテレビのヤンシナでデビューされた方なので、比較的若手なイメージ。それでいて、きちんとオリジナル作品を書かれているってのがすごい。 そんな金子茂樹さんの連続ドラマを私なりに紹介していきます。

 

危険なアネキ

一言で言うと、 俺の姉ちゃん最高だろストーリー。
美しすぎるけどバカなお姉ちゃんと頭脳明晰な弟の姉弟モノ。派手で遊んでるように見えて、実はいい姉ちゃんなんじゃん…(感動)
兄妹っていいよねっていうか、お姉ちゃんが伊東美咲っていいよね。

 

 

プロポーズ大作戦

「タラレバ娘」の男版、そして全部「たられば」を巻き返せるという夢のストーリー。
恋愛ドラマのまさに鉄板とも言える幼馴染とのむず痒い恋。そして肝心なことを言えず、できずに過ごしていたら、知らないうちに王子様にかっさらわれ、いじける主人公岩瀬健の元に天使が舞い降りる。
ご存知「ハレルヤチャンス」。
「ボク運」が神なんでパワーアップしてますね。

 

 

ハチミツとクローバー

ご存知ハチクロのドラマ版。
美大を舞台に甘酸っぱすぎる初恋!そして片思い!青春!頑張れ祐太!負けるな祐太!
祐太くん奮闘記。
これでもかっていうくらいの片思いと、中学生日記みたいな甘酸っぱさ。
とにかく切ないです。映画も良かったですけど、ドラマも結構好きでした。

 

 

ヴォイス〜命なき者の声〜

簡単にいうと、死んだ人の声が聞こえるぞっていうはなし。
法医学を扱って、“失われた命のメッセージ”を届けるって、これまたヒューマンな推理ものです。 法医学生を主人公に月9が「死」を大々的に取り上げたなぁ…っていう印象が残ってます。斬新!

 

 

■SUMMERNUDE■

元カノに未練タラタラの朝日くんが、会えば喧嘩ばっかりのアイツ!的なヒロイン夏希ちゃんと10年間ずっと片思い…的なヒロイン波奈江ちゃんとの三角関係ラブストーリー。
いい加減にしろよと言いたくなるような朝日くん。一途なのはいいけど、もういい加減怖いよ…というくらい一途。そして海の家!っていう、リア充キラキラ感満載の空間で三角関係なんて、幸せ者か。

 

 

きょうは会社休みます。

30歳残念地味OL(だけど綾瀬はるかというトラップ)の初めての彼氏は9歳年下!
彼のことが好きだけど、年上でしかもCEOの彼にも迫られちゃう!これまた三角関係ラブストーリー。とりあえず楽しそう。これ一択。
残念地味OLの私にもチャンスが…という希望を与えつつも、それは綾瀬はるかという「ホタルノヒカリ」と全く同じトラップに注意すべき。

 

 

■世界一難しい恋■

一流ホテルの社長の零治、仕事はできるけど彼女もおらず、孤独!見栄っ張りで子どもすぎる!わがまま!しかも社員にも嫌われてる!
そんな男が必死に頑張るラブストーリー。
とにかくありえないくらい間が悪いし、本当にひどい。これじゃ世界一難しいわ。
でもどこか愛おしくて応援したくなる可愛らしさがあって私は楽しみに見ていました。

 

 

■ボク、運命の人です。■

「僕、運命の人です!」って自分で言っちゃうっていうのは新感覚の恋愛ドラマ。
神が出てきて、あなたの運命の人はこの人ですよって教えてくれます。結ばれないと地球滅亡という荷が重い恋愛。笑
でもどこかほっこりするし、ときめけます。こんな神がいて教えてもらえるなら、「たられば」言わずに済むし、「ハレルヤチャンス」しなくていいかもしれない。

 

このドラマの中で共通するのは、恋に不器用な男が出てくるということ。

基本的に主人公の男の子は、失恋します。

失恋するけど、一生懸命一途に立ち向かっていく。 ただただかっこいい男の子というより、未練たらしくて女々しい。元気でクラスの人気者のパリピタイプではないし、面白いことも言えず、すべってしまう。

そんな、うじうじした悩める子羊タイプ。

だけどそんな彼らにイライラしながらも、どこか頑張って欲しいと応援したくなる愛らしさがある。

そして彼らは諦めない。

そんな恋に不器用な男の片思いを可愛らしく切なく描くのが金子茂樹さんの作品の特徴かもしれません。

まだ見れてない作品もあるのでしっかり見ていきたいと思います!

ハレルヤチャンス!

 

運命は厄介だ。ー「ボク、運命の人です。」「あなたのことはそれほど」にみる運命のカタチ

運命ってかなり厄介。

 

最近テレビドラマを見ていて思うことがある。

つくづく、運命って厄介だと思う。

 

 

運命は、恋する1番の要因になる。

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壁の向こうで彼と席が隣り合わせ…!

(これって運命)

高校時代に声をかけてくれたあの子だったのか…!

(これって運命)

幼い頃に遊んだことがあったなんて…!

(これって運命)

 

「ボク、運命の人です。」はまさに運命の呪縛から逃げられないドラマ。

なんでも運命にすりゃいいってもんでもないけど、恋愛する要素として運命はとても大事。

なんか何があっても「運命だから」で片付けられそうな気もする。

このドラマの2人は、もはや「運命」って言葉だけで結び付けられたようなもの。

最初は違う女の子と付き合ってたし、そもそもいきなり現れたただのイケメン(神)によって「彼女を好きになれ」と命令されたようなもの。

だけど運命を感じてから使命感からか、いきなり彼女を本当に好きになってました。

それで彼は「プロポーズ大作戦」ばりに頑張るわけです。

脚本も金子茂樹さんだけに。

 

だけど、いつ好きになったのかよくわからなかったりする。

よく見たら顔がタイプだった?とか?

でも1番の原因って「運命を感じたから」なわけです。

そんなアホなって感じですが、それを可能にするのが運命*1なわけなんです。

 

だけど、ヒロインの湖月晴子*2ちゃんは拒みまくります。

何がいやって、誠*3がストーカーっぽいとかなんかの勧誘っぽいとかそういうことはさておき、運命を押し付けてくるからイヤなんです。

運命を言い訳にした恋愛って印象も受けるし。

 

ふと気が付いた時に「これって運命かも…」と思うことが、大事なのであって押し付けがましい運命は嫌われちゃう。(それに普通に怖い)

プロポーズ大作戦」は幼馴染でずっと一緒にいるって運命的な繋がりが大事なテーマだったけど、他人と運命の繋がりを作るって難しい。

 

どんなに小さな偶然でも、それが重なれば運命になって、それに気付いた時、人は恋に落ちる!

フランケンシュタインの恋」とかもそうだけど、運命があるから惹かれ合うこともある。

これは何100年を超える壮大な運命ストーリーって感じですかね。

 

その運命をどう演出するかっていうのが恋愛ドラマの醍醐味だと思うけど、こうやってあからさまに運命を描くっていうのはいいか悪いかは置いておいて新鮮かもしれないですね。

 

運命によって恋愛感情が生まれることもあるのかもしれない。

「恋ヘタ」の出会い方は、公園で犬が女の子のところに行っちゃって…っていうベタすぎる感じで、なのに速攻恋に落ちられてたからすごく違和感。

運命を感じないと、ただのナンパに感じちゃうってことか。

 

 

運命は、不倫の言い訳になる。

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 不倫はいけないことだってわかってるけど、運命だから仕方ないの! 

そんなアホなことあるかいって感じですが、「昼顔」とかみてた時も応援してる自分がいたりしました。 

どうしても好きな相手なんです…!私たちロミオとジュリエット…!ってなくらいか、それともパートナーが本当のクズで、早く逃げ出さなきゃ…!くらい悲劇的な場合なら応援したくなる。

でもこのドラマ、そもそも「2番目に好きな人と結婚した」って名言してるあたり厄介。

死ぬほど大好きだった相手と偶然の再会ってだけで運命感じちゃうし。

でもこのドラマのずるいところは、「あんたはあんたでまぁいいんだよ」ってとこです。

ただ、運命の相手に勝てないだけで!

 

このドラマで不思議なのは、そもそもヒロインを愛してるのは誰か考えればわかりそうだし。

そしてパートナーが東出くんって時点で説得力ない。

だってあんなかっこいい人に永遠の愛をプレゼントされるならそれでいいでしょうよ!

 

「ラストフレンズ」くらい暴力受けてるとか、なんかあれば別ですけど、ただヤバいくらい奥さんのこと好きなクレイジー旦那なだけで。

彼にとって、みっちゃん(ヒロイン)は運命の相手だからこれまた仕方ないってわけなんです。

 

運命って、劇的なラブストーリーにもなるけど、言い訳にもなる。

やっぱり運命は厄介です。

 

*1:不可能を可能にするのが有閑倶楽部です。

*2:木村文乃

*3:亀梨和也

2017年1〜3月期ドラマまとめ(独断と偏見によるランキング)

2017年1月〜3月期のドラマまとめ

独断と偏見によるランク付けまとめ。

私が最後まで見ていた作品は、

11作品。なんかあんまり見てないですね。笑

大貧乏やスリル、視覚探偵、嫌われる勇気は離脱しちゃいました。結構毒づきますが、私個人の感想なので優しい気持ちで読んでください。

ではスタート!

 

 

第11位 突然ですが、明日結婚します

☆☆☆☆

文句無しの最下位〜!!!!笑

何が最下位かって、とりあえず登場人物全員イライラする。

仕事も一流でバリバリやってるキャリアウーマン。

仕事は嫌いじゃないし、むしろやりがいを感じてる。だけど、結婚して仕事やめたい。って矛盾も矛盾。

しかも、育三郎がせっかく結婚を申し込んでくれて、全て完璧なのに「恋愛結婚がいいから」って、仕事辞めたくて婚活してる全女子に謝れ!!

 

そして男子アナがアイドルかのような扱いをされていることにも疑問を感じる。

『パパドル』とかアイドルが旦那さんで…っていう話ならまだしも、局アナ。局アナなのに、メガネにマスクで帽子。(しかも一般女性とデートするだけなのに)騒がれっぷりが異様。軽部さんとか安住さんクラスなら騒ぐかもしれないけど。

しかもまさかの友達の家でイチャイチャしはじめて、友達が家に入れないって、友達にも謝ってほしい。

全てにリアリティがないし、ときめくところが見つからなかった。

 

第10位 A LIFE〜愛しき人〜

☆☆☆★★

一言で言うと、手術しかしてない。

すごい手術してるのはわかるけど、手術してたなっていう感想しかない。手術に手術、そして手術で竹内結子が泣いてエンディング。

手術がリアルなのはいいことかもしれないけど、こういう医者モノって、手術のリアルさを求めてるわけじゃない。医者のドラマだったり、患者の気持ちを繊細に描いて欲しいのに、それが皆無。

ムタクがキムタクじゃない普通の男の時はすごく好きなんだけど、これまた天才外科医。また天才、またなんでもできるやつ。挫折知らず。

しかも院長夫人もキムタクに未練タラタラときた!

浅野忠信とキムタクが逆だったら面白かったかも。

親友の裏切りは「リッチマン〜」みたいな感じを受けたけど、こっちはややこしくしすぎ。

々緒の愛人役、そして裏切りっぷりは面白くてよかった。

 

第9位 奪い愛、冬

☆☆☆★★

正直10位と大差ないけど、9位なのは笑えたから。

これはドラマじゃなくて大掛かりなコントモノ。そう思えばすごい面白かった。泥沼の愛憎劇っていうより、顔芸コント。「ドロキュン劇場」とうたってたけど、どこにキュンがあるのか教えてもらいたい。

会社でわめきちらす女(秋元才加)がいたり、仕事しないで浮気を見張ってる男(三浦翔平)がいたり、もらった似顔絵をいきなりシュレッダーかけちゃう母親(榊原郁恵)がいたり。水野美紀はあえて書かないけど、ひどい登場人物オンパレード!

一番ひどかったのは、フラッシュモブかな…。そしてその後に倒れる倉科カナ。プロポーズのフラッシュモブ中にクラクラし始める相手ってそれだけでギャグ。

「ここにいるよ〜!」ってクローゼットから出てくる水野美紀もいろんな意味でやばい。本当にただのギャグ不倫。

 

 

第8位 スーパーサラリーマン左江内氏

☆☆☆★★

 普通…。

特別面白いわけでもないし、つまんないわけでもない。

好きか嫌いかでいうのも難しいくらいに普通。

キャラもはっきりしてて、愛らしいし楽しいんだけど、何かひしひしと感じる「やりすぎ感」。

面白いからもういいよって言いたくなるくらい、見てるこっちが冷めてくる。”てんどん”感っていうのかな、もういいからとっとと話進めてくれよ…ってなっちゃうんだよなぁ。

キョンキョンの「おめぇーよぉ!」が聞ける楽しみと、

もや夫とぱるるの可愛さで見てた。

面白いのになんか見てると疲れた。

 

 

第7位 きみはペット

☆☆☆★★

正直これもどっこいどっこい。

前作がよすぎたっていうのと、キャストのイメージがあるから全然期待してなかった。

でも、キャラクターがしっかりしてて意外と楽しく観れたっていうのも込めて7位。

スミレちゃんが、無意識にチョコレートを食べて癒しを求めているところとか、ホラー映画が好きだったりとか。

細部まで作り込まれている感じがよかった。

でもモモちゃんのあざとさを作ってる感じがなくて残念。

普通にかわいいキャラだからちょっとちがうかなぁ…。

松潤は、あざといな〜!わざとやりやがって!って思わせるところがあったから、漫画のモモちゃんとあってたのかな。

トーリーは面白いのわかってるからいいけど、やっぱり前作には敵いませんわな。

 

第6位 就活家族〜きっと、うまくいく〜

☆☆★★★

後半ぐだついてて、なんじゃいそりゃってところも多かったけど、楽しかった!

お父さんがハニートラップにかかってリストラされて就活。

お母さんはホスト狂いの末、就活。

長女はセクハラから変な部署に飛ばされて就活。

長男は元から就活生。

家族全員就活生っていう設定も面白いし、何より名前勝ち。

「就活家族」て。面白そうな匂いムンムンじゃん。

こんなブラックなのか、日本の社会は!!!

って言いそうになるくらいかわいそうな家族だったけど、特に長男の就活塾を取り上げてたのが面白かった。

働くことの意味を問うドラマといえば、そうなんだけど。

家族を養わなきゃいけない父親の重圧とか、

それぞれ家族の中の役割を演じてるんだなってところが響いたドラマだったなぁ。

黒木瞳が脱ぎ始めたのはちょっとびびった。

 

第5位 東京タラレバ娘

☆☆★★★

原作の漫画が大好きだし、期待してたドラマ。

自分じゃわかってるけど正しい道へ進めない、「たられば」言いながら幸せになっていたはずの自分の未来に酔いしれて明日を迎え続ける女子の物語。

…なはず。なのに、なんか軽い!!

そんなイケメンとどうこうとか、そういう話でまとめられても切迫感がないんだよ!!!!

キャラメルフラペチーノは飲んでられないんだよ、胃がもたれるからな!!っていう話なのに、なんか…。

面白くないとは言わないし、キャラクターもなんか笑えて、ご飯食べながら見られる感じで好きっちゃ好きなんだけど。

でも軽すぎるし、こんな簡単に悩んで解決していいのか!?

というか、解決策なんてあんのかい!ないだろうよ!

そんで余命宣告の「たられば」と一緒にするなよ!不謹慎か!

っていう気持ちになってイライラした部分もありました。

なんといっても不倫があっさり終わりすぎ。

セカンドもうまくいっちゃって、それだめじゃない?

あとBGMが♪たらればたられば言ってて、そのセンスが気になった。

 

第4位 クズの本懐

☆☆★★★

漫画もちらっと読んだけど、新しい内容でよかった。

主演の二人も身体張ってて、すごい頑張ってたし、テレビで流せたのもすごいなっていう。

でもちょっとクズクズいうわりに、皆川先生しかクズっぷりが発揮されてない気もする。

自分に好意を寄せる男(そして女も)グイグイ利用する主人公もクズだけど、罪悪感に苛まれてかずっと泣いてるし。

え、そんなクズでもなくない!?っていうところもあった。

でも深夜枠で見るぶんにはすごく見応えあったなぁ。

ラストは納得いかないけど。

1番クズでビッチな女が幸せになったのが許せなかったりする。

 

 

第3位 嘘の戦争

★★★★

「銭の戦争」に次ぐ2作目。

ちゃんと前例もあるし、不安なく期待できた、そしたら面白かったっていういいことづくめ感。

主人公が悪人ではあるけど、悲しい過去と戦いながら生きてるっていうところにつかまれるよなぁ。

応援しちゃいけないけど、負けて欲しくないっていうか。

悪人になりきれない切なさがすごく胸を打つ。

なにが悪くてなにが良いのか、その境目って曖昧だなぁとかなんとか考えちゃうドラマだった。

絶対気づいてたでしょっていう山本美月ちゃんも笑、なんか可愛くて。

自分が好きになった人がこうだったら、信じたくはないだろうし、そういうリアルさが切なかったなぁ。

大杉漣との回が一番泣けたかな…。

 

 

第2位 お母さん、娘をやめていいですか?

★★★★

Twitterに書いてると思ったら感想書いてなかった。

お母さんと娘、そして娘の彼氏っていう三角関係が、単純な三角関係として描かれてなくて新しかった。

お母さんは柳楽くんを男として惹かれて恋愛してるわけじゃなくて、ただ娘が大切にしてるものだから自然と好きになったんだろうな。

というか、娘を取られたくなくて身を削ってたんだと思うけど。

なおさら怖い母親だな。

母と娘ってお友達でもあり、親子でもあり、ライバルにもなる。近すぎると気がつかないけど、ストレスに感じることがあるかもしれない。

仲良すぎるがゆえに、言えなかった小さなストレスが、10円ハゲになってでてきちゃうのも怖かった。

お母さんが壊れていったのは、一種の着せ替え人形のように思っていた娘が反抗したから。

娘が意思を持って反抗することで物語が始まったのも面白かった。

井上由美子はさすがだわ。

 

 

第1位 カルテット

★★★★★

ブログにもがっつり書いたから、特に書くことないけど笑

最高に楽しかった。

夢をもつことはとても素敵なことだけど、社会からは取り残されちゃうかもしれない。

子どもではないけど大人でもないっていうグレーゾーンを生きる人間たち。

素晴らしい人たちではないけど、すごく魅力的で、さすが坂元裕二だった。

巻さんが、失踪した旦那さんに再会した時に、「痩せた?」って言ってたのが印象的。

普通、「どうしてなの!」とか「なにしてたの!?」とかなんらかの感情をぶつけるんだろうけど、「痩せた?」って。

その時点で愛情を感じた。

そういう素敵なセリフ三昧のドラマ。ちょっとウンチクくさいところとか、回りくどいところも好きだったなぁ。

何より満島ひかりが可愛かった。

 

 

今クールのドラマも始まって、楽しみがまた増えそうです。

以上、独断と偏見によるランキングでした!

「守ってあげたい!」小松江里子ドラマの男たち

最近月9が面白くない。

恋愛ドラマもつまらない。

ときめけない。

どこか全てが何かの焼き回しに感じる。

 

恋愛ドラマはもう終わってしまったんだろうか。

そもそも面白いと感じてた時代っていつなんだろう。

そんな時代あったのかなぁなんて思ってしまうくらい。

 

でも確実にその時代はあった。

私が恋愛ドラマを見て、ときめいていたのはいつなんだろう?

女性がときめくのは、可愛いヒロインより、圧倒的にかっこいい男に違いない。

「かっこいい男の子に、ヒロインと同じように恋をすること」

それが恋愛ドラマの最高の成功かもしれない。

 

脚本家の小松江里子は、私がそんな風に恋をした男をたくさんたくさん作りだした。

イケメンで高身長、クールなんだけど恋愛下手でツンデレ、そんな記号的な”イケメン”じゃない。

 

私がクラスメイトとともに恋をして、毎週が待ち遠しい気持ちを持っていた頃を思い出してみる。

(なんか怖い)

 

そんな時、思い出すのは小松江里子のドラマで主人公を演じたドラマの中の男の子。

あの頃、私たちの間で空前の話題を呼んだ*1堂本剛が演じた、男の子たちだった。

 

「青の時代」*2を見て、『こんな不良青年を守ってあげたい!」と思った。

to Heart〜恋して死にたい」*3では、『私も誰かをこんなに応援したい!」と思った。

 

ただドラマを見ていると「この人かっこいい!」ということにしか気がつかないけど、実はそんな魅力的な男の子たちには共通項があった。

 

  1. 恋に不器用
  2. 正義感が強い
  3. まっすぐでアツい
  4. 少年のような幼さ

この4つ。そのかっこよさや危なっかしさに夢中になって、そして切なくなってしまう。

だって私たちはこんなに正直に生きてない。

ドラマでも彼らは正直すぎるがゆえに、裏切られたり、間違えたりする。

だから切なくなってしまうのだ。

 

優柔不断で、鈍くて、気が利かないし、恥ずかしいと思うところもたくさんある。

決して完璧な王子様ではないけど、そんな男性像は小松江里子ドラマの魅力だと思う。

 

小松江里子とプロデューサーの伊藤一尋*4は、このようなドラマをいくつも作りだした。

そんな素敵な夫婦が目をつけたのが堂本剛だった。

あの頃、クラスメイトはみんな堂本剛が好きだった。

誰に聞いても好きだったというのは、今となったらかなりすごいことのように思える。

彼のハイスペックすぎた顔面はもちろんだけど、そこにはドラマの役柄はかなり影響していたと思うし、彼自身が危うい少年のような儚さと強い意志を持っていたからだと思う。

まさに、役にピッタリ。当時はたくさんの役柄を演じていたし、なかでも「青春三部作」*5は有名どころ。

これらはプロデューサーの伊藤と堂本剛の出会いから生まれている。

 

「彼の成長が見たい」

この理由で10年にも渡って色々な堂本剛を作り上げてきたというからすごい。

例えば、

◆若葉のころ→相沢武司

 働かない父親に代わって一家の大黒柱として生きる苦学生。とても頑固で真面目。

お腹を空かせた妹弟を養うことで精一杯。正反対の生活環境に置かれたクラスメイトの甲斐*6との友情モノ。彼らまとめてとてもひたむきで儚くて脆い。

 

◆青の時代→安積リュウ

 天涯孤独で非行を繰り返す不良。大人に騙されて、立ち直りたくてもいつも出鼻を挫かれる。支えるヒロイン*7がなんども彼を励まし続ける。

 

to Heart〜恋して死にたい〜→時枝ユウジ

 ボクシングに夢中でいつも必死。しかも報われない恋をしているという健気さ。スポーツ一筋だから、かなり鈍いし、結構失礼。

つまりは、「頑張れ、時枝ユウジ」。

 

Summer Snow→篠田夏生

 「ひとつ屋根の下」をおしゃれに今風な感じにしたのがこれ。下町の元気な兄ちゃん。おまけに金髪。

耳の不自由な弟や結構やり手な妹を心配しすぎて、やりすぎなくらい世話を焼く一家の大黒柱。

 

そして注目すべきはドラマのなかのヒロインたち。

彼女らは、ただひたむきに彼らに恋をしている。

「時枝ユウジのためなら死ねる!」

と豪語していたヒロインもいたくらい、彼女たちは彼らを守るためなら命を投げ出す。*8

守りたい、助けたいと強く思う彼女たちは、しっかりと彼らに守られている。

まっすぐすぎて、ヒロインとも衝突するし、

ひどい言葉もかけてしまう。

優しく甘い言葉は、しょっちゅう出てこない。

だけど彼には嘘がない。純粋に感情を表現している。(なぜなら少年だからね。)

 

彼らは恋に不器用で、なかなかうまく進まない。

だけど、「恋愛ドラマは付き合うと面白くない」とうのが私の通説。

だからこそ小松江里子のドラマは面白いのかもしれない。

ちょっと時代遅れの汗くさい男、そんなの今の恋愛ドラマじゃ振られ役だし、基本的にちょっと太っているかダサい男として演出されてる。

こうした男の子は今ヒロインの隣に並んでいない。

 

今の恋愛ドラマで失われたのはこういう、魅力ある男の子じゃないのかな。

彼らは壁ドンこそしないけど、ただ必死に生きてる。

そんな切実さやアツさを恋愛ドラマは失ってしまった気がする。

 

きっと私はまた恋をしたくなったら、小松江里子のドラマの彼らに会いに行くかもしれない。

 

時代が変わっても色褪せない。

そんな魅力あるキャラクターを今後も探していきたい。

*1:かっこよすぎるという意味で。時点は多分森田剛だったと思う。

*2:可哀想すぎるリュウの不憫すぎる物語。ただただ泣ける。

*3:「頑張れ時枝ユウジ!」なドラマ。ボクサーのユウジに死ぬほど恋しまくる愛すべきストーカー、三浦透子

*4:しかも二人は夫婦というからびっくり。

*5:「若葉のころ」「青の時代」「Summer Snow」。ちなみに私はsummer snowが一番好き。

*6:しかもこれが堂本光一

*7:奥菜恵

*8:そんなヒロインもいた。

複雑で面倒で鬱陶しい大人はグレー ーカルテットー

レモンをかけるっていうことは不可逆的な行為だ。

 

レモンがついているから、かける。

私たちは、唐揚げにレモンをかけるのが当たり前という空気で過ごしているけど、

当たり前なことにレモンを嫌いな人はいるし、

かけるのを拒む人だっている。

だけど、「レモンありますね」と言ってくれればやんわり「レモンありますよ」って返すことができる。

そして小皿に自分の分を取り分けて、そのレモンをかければいい。

 

 言ってることはわかるんだけど、なんかまわりくどくて理屈っぽい。

そんなのレモンかける前に「レモンかけないで」って言えばいいし、

かけちゃったら我慢するか、最悪は食べなきゃいい。

唐揚げは洗えないんだから。

いい大人が、そんな小さいことでぐちぐち論争するな。

 

そう思う人は「カルテット」を1話でやめると思う。

だってセリフはわかりづらいし、

唐揚げのレモンの話は今だにしてるし。

みんな理屈っぽくて何考えてるのかわからないし。

だけどそんなセリフを楽しめる人間にとって、このドラマは最高かもしれない。

 

例えば2話でこんなことを言っていた。

連絡しますねっていうのは、連絡しないでねって意味でしょ。

 

 確かに、連絡先を交換するときに、

先に連絡先を教えてもらっておいて「連絡しますね」という場合、

大抵しない。

しかも相手には自分の連絡先を教えてないから、相手はじっと待つしかできない。

 「行けたら行く」も「行かない」と同じ。

なんかこんなことを「ごめんね!青春」*1でも言っていたような気がするけど、伝え方がかなり真逆。

「ごめんね!青春」では、ダイレクトにアツく教えてくれる。

「言ったじゃないか!!」って叫んでいるように感情的に、わかりやすく生徒に教えを説いている。

 

でも「カルテット」はどこか冷めてる。

皆冷めているうえに、どこか人生に諦めているようにも見える。

それはやっぱり彼らがいい年齢の「大人」だからだろう。

大人は嘘をつくし、まわりくどくて、理屈っぽく、複雑だ。

 

女の子は可愛く「今夜泊めて」って言えるかもしれない。

でも大人は終電を言い訳にしないとそうなれない。

終電は男女が一線を超える言い訳のためにある

 

こんなセリフもあったように、

大人はとても面倒で、言い訳がないと行動できない。

そのくせ生きてきただけのプライドと見栄があるから、

プライドを捨てるようなことはできない。

 

志のある三流は四流だからね

 

三流だとわかっていても、ここまで生きて大人になってきた彼らは変われない。

汚い仕事はできないし、人よりいい仕事ができるとまだ信じてる。

夢を忘れないことは悪いことではないけれど、彼らは諦め方がわからない。

からあげのレモンもそうだけど、

今更レモンをかける側の人間は、かけない人間にはなれない。

 

そして白黒はっきりさせる勇気もない。

ずっとグレーでいることを好む。そんな大人の生き方。

白黒はっきりさせちゃ裏返る。答えが出てしまう。

 

はっきりさせられたら、彼らはこのままでは生きられない。

だからこそ、ずっとこのままグレーを保ってる。

 

「大人なのに」と言われないために、

わざとわかりにくい言葉を使って、なんでもわかっているような顔をして、平然を装って生きている。

毎日が不安で寂しくて仕方なくても、そんなことを言ったりしない。

 

すごく面倒くさくて、うっとおしい彼らだけど、

でも私はすごく愛おしくも思える。

決してこんな大人になりたいなんて思わないし、

旦那の靴下を愛する妻にもなりたくない。

 

だけど、彼らを毎週見ていたいと思えるのは、

「大人」という生き物がとてもかわいそうで、切なすぎるからだ。

そして自分も大人なんだという現実を感じ、ゾッとする。

 

そんなゾッとする感覚を味わいながら、「タラレバ」を見ると、

撃ちこまれる銃弾の重さが全然違うことに驚く。

 

*1:クドカン脚本の錦戸亮満島ひかりの学園モノドラマ。

「痛い」ドラマー「東京タラレバ娘」ー

平成が終わろうとしている。

 

「平成生まれなんです」

私はこのワードを武器にしてきた。

平成生まれなんだと言うと、「平成生まれがきちゃったよ」と言われ驚かれた。

その度に、自分は若いんだなぁ…なんて思っていた。

そしていつからか私にとってこのワードは、かなり大切なお守りになっていた。

 

私は平成元年生まれ。つまり、昭和と隣り合わせにいる。

1年遅けりゃ、昭和生まれだ。

昔はそんなの関係ないじゃんなんて思ってたけど、今はこの1年は大きいなと思える。

だって平成生まれなんですっていうと、まだ若いような気がするから。

そしてそんなしょうもないことにしがみついている「痛い」自分もいる。

 

自分が「女の子」でいられる猶予はいつまでなんだろう。

誰だって少しでもまだ「女の子」でいたい。

転んだら手を差し伸べて欲しい。

だから平成生まれにしがみついているのかもしれない。

 

もうそんなに若くないのに。

 

 

私は原作マンガを読んで、思ったのは「面白い」ではなく「胸が痛い」という感情だった。

楳図かずおのホラーよりホラーだ。

スプラッターで首が切られることより、

ひとりで死んでいくのかもしれないという身に迫る感覚と、

このまま女子会ばかりしていいのかという気持ちの方が怖い。

 

 

ドラマの中でも倫子と香と小雪が、女子会でSNSを見ながら、

「変な旦那捕まえた」と笑い、

そして「婚活パーティーなんて行くほど落ちぶれてない」と馬鹿にしていた。

なんだかその様子はとてもリアルで、自分もそうなのかと思い知らされた。

 

でもこのドラマからは、その痛さがそこまで伝わってこない。

『独身、彼氏なし、仕事もイマイチなアラサーです…!

 でも東京オリンピックまでに彼氏つくるぞ!』

 

的な、昔で言う「負け犬」女子奮闘記に思えた。

 

なんかそれって安っぽい。そしてなんかそれって楽しそう。

そこでイケメンが手を差し伸べてくれて、(しかも年下)

きっとラブラブになって、(そして円満破局的なことになって)

仕事もなんだかんだうまくいくんでしょ?

 

それって全然「痛く」ない。『anego』とか『きみはペット』みたいな、そんな楽しい話になっていいのかな。

マンガで、東村アキコさんが「タラレバ娘たちへの叱り」だとおっしゃっていたように、これは我々への「おしかり」なんです。

気がつけばいいんです。

タラレバ言ってる自分に、そして女の子ではない自分に。

 

気がついて傷ついて、そして悲しめばいいのです。

立ち上がれるかわからないけど、一緒にこの悲惨な状況を共有する、そんなドラマがあったっていい気がする。

 

威張ってベンチに座って、ユニフォームは着用して出る気は満々。

だけどいざバッターボックスに立ったら何もできない。

挙句の果てに戦力外通告

 

でもそのあとにバッティングセンターに行って、球があたってよかったな、なんて話の展開は、ちょっと嫌だった。

そこは肩落として寒空の下、ひとりで帰るか、

賑わってる街の中で孤独を感じながら帰って欲しい!!!

 

あと変なCGもなくていい、話もセリフも面白いんだから。

ドラマで、きちんとゴールを見せてあげるっていうのは鉄則かもしれない。

 

でも私は、「痛み」をシェアして皆で痛い痛いって言い合う、

そんなドラマもありなんじゃないかなって思う。