ツッコみ楽しかったドラマ大賞

読売テレビの「ちょうどいいブス」でネットが炎上中。ブスからキレイになろうとして頑張っている努力を女性はみんなしてるんだ!とか、女性蔑視だ!なんて声も。ブスに夏菜とメアリージュンもってくるなんて、ブスのレベル高すぎじゃない⁉っていうのは私の意見です。でもなんだかんだ私はこのドラマを見そうな気がしてます…。

なぜなら、ツッコミながら見るドラマは死ぬほど楽しいから(ツッコミどころ満載っていう決めつけ)。

 

私の今期ツッコミ楽しかったドラマ大賞は以下の通りです。

1位 ブラックスキャンダル

2位 中学聖日記

3位 黄昏流星群

 

だって…だってブラックスキャンダル最高すぎませんでしたか?

まずそもそも整形して元女優が同じ事務所のマネージャーになって戻ってくるというこの設定…。

そして途中でネタあかししたら、みんなすぐ信じてくれる…。

私ならマジで顔変わりすぎてて、そんな物分かりよく「うんうん、矢神さんは紗羅だよね⁉」なんて言えない。

「地球上から干されて消えな」っていうカッコいいんだかどうなんだか分からないキメセリフも最高だった。

自分が担当しているアイドルとデキてて、まさかの赤ちゃんまで腹ませてしまうというマネージャーやめよっか⁉レベルの人間とか、

最後に「愛してるよーーー!」とお姉ちゃん愛を叫ぶ切ないのか何なのか分からない人間とか、もう注目する人だらけ…。

 

中学聖日記」も最高だった。

いやいや、そんな場所で⁉っていう明らかにバレそうなところで抱き合う教師と中学生…。誰に感情移入したらいいのかなってずっと考えてたけど、落ち着く先は黒岩くんのお母さんか黒岩くんのことをずっと好きな同級生くらいしかいない…。

恋愛してて周りが見えないの!うふふなら仕方ないか…いやいやいや! 脇ががら空きなんだよ⁉っていうドラマだった…。まだ終わってないけど。

 

「黄昏」は初回で中山美穂ガーデニング中にバラで指を切っちゃって、いきなり知らないイケメンがずかずか入ってくるというラスト(不法侵入)

ま~このイケメンがこわい。いきなり背後にいたりするから、「ラストフレンズ」ばりのテーマ曲流れそうになる。最終的に車で拒否られたのがかわいそうだった。

不倫、不倫、そして不倫という不倫家族がお互いを正論で叩き潰す感じも、「お前が言う⁉」という看板を全員にたたきつけてやりたいくらい、、なんともつっこみまくりでした。

とにかく楽しいこの3作品…。私はなんだかんだすべて見届けます…わくわく。

 

ちなみに作品として面白かったよ大賞は難しいけど以下の通りです…。これについてはまた今度書こう…。

1位 今日から俺は!!

2位 大恋愛

3位 獣になれない私たち

 

 

 

 

なんか今期のドラマってヘビーじゃない?っていう話

ひとことだけ言わせてもらいたいんだけど、

なんかちょっと今期のドラマ暗くない!?!?!?!

 

秋だから??関係ないか。

でも「まんぷく」のオープニングで、安藤サクラがめっちゃNHKの教育番組みたいにブンブン両手振って歩いてて楽しそうだから、全体的によしとするけど。

 

私が暗いって印象をもってるだけで、本当はそうでもないのかもしれないけど、見ていてウキウキハッピー☆になれるのって「ドロ刑」と「今日から俺は!!」くらいな気がする。

(「リーガルV」も「SUITS」もまた違うジャンルだけど、ウキウキハッピーではないよね???)

 

「獣になれない私たち」は“ラブかもしれない?ストーリー”って書いてあったから、野木さんのラブストーリー興味あるあるぅ!と思ってたら、

ちょっとヘビー!!

結婚も考えている彼氏の家に元カノが住んでるけど、笑ってそれを気遣ってしまう主人公つらすぎ…。そして会社でも声がやたらとデカい社長にいいようにされてしまう主人公…。そして挙句の果てに、「ちょっとホームに飛び込んでしまおうかしら…」とまで追い詰められてるし、なんかちょっとすごいヘビーやん…。

 

「ブラックスキャンダル」も、「地球上から干されて消えな!!」は面白いけど整形して復讐してやるドロドロだし、「大恋愛」は設定からして辛いし、「黄昏流星群」では1話から佐々木蔵之介が雨に打たれて号泣してストーカー並みに浮気(というか本気の恋)し始めるし、「僕とシッポと神楽坂」は大福カワイイ!ハッピーだね!っていう話ではないし、「下町ロケット」はそれはそれでしょ…。

おまけに「中学聖日記」は教師と中学生のモンモンでしょ…?お母さんそろそろ怒って出てきちゃうよね?っていうかめっちゃかっこいい婚約者いるんだからそれでよくない???

 

え??なんかヘビーじゃない?????

 

それで極めつけに最強ヘビードラマが「結婚相手は抽選で」でしょ?

国がいきなり決めた法律で、抽選相手とお見合いさせられるっていうヘビー級ドラマ。そして3回断るとテロ対策本部に行かなきゃいけないというペナルティ付き。

このドラマすべてにおいてヘビーだし、「みんな結婚したいっていうけど、結婚ってほんとにこんな感じでしていいわけ??」っていう問いかけにも感じるし、「結婚してなきゃ非国民なわけ??」っていう嘆きにも感じるし、「好きな相手が結婚してくれないんだけど」っていう悩みも入ってるし、「結婚より恋愛をしてみたい」っていう恋愛できない最近の若者のテーマにも聞こえるし…。

 

 

最強にヘビーじゃない!?!?!

 

特に私は2話がヘビーすぎて泣いてしまいましたわ…。こんなにグサグサえぐられたの久しぶりです…。

そんなヘビーだらけのラインナップだけど、「深夜のダメ恋日記」はすごい毎回白目むくなぁ~ってなくらいに軽い気持ちで見られるので、そういうのを挟みつつ、ドラマをしみじみ楽し見たいと思います。

 

夏ドラマ感想まとめ「ぎぼむす」「サバ婚」

知らないうちに秋がやってきて、衣替えをしていなかったので着る服がなくなった。

そんなこんなしていると、朝ドラの「半分、青い。」も終わってしまったし、続々ドラマにエンドマークがつきはじめた。っていうかもうついた。

 

私が全部見たと自信をもっていえるのは、「半分、青い。」「トーキョーエイリアンブラザーズ」「義母と娘のブルース」「高嶺の花」「グッド・ドクター」「彼氏をローンで買いました」「サバイバル・ウェディング」。

あれ?もう終わってたの?ヤバイ、見なきゃ…っていうのが「透明なゆりかご」「dele」「GIVER」「ヒモメン」「ゼロ」。

 

一番何がよかったのよ!?っていわれたら、「義母と娘のブルース」か「サバイバル・ウェディング」に1票ずつ入れます!

 

ズルい「ぎぼむす」と突き刺さる「サバ婚」

「ぎぼむす」は爆発的に面白いわけでも、涙腺崩壊するわけでも、スカッとするわけでもないんだけど、とにかくじわじわ心に残って、知らないうちに泣いてたわ…みたいな、いい意味で一番ずるいタイプのドラマ。

最初、カワイイ奥様がアホみたいに強くて悪をやっつけていた「奥様は取り扱い注意」的なキャラクターなのかと思ってた。

そのくらい主人公の綾瀬はるか演じるキャリアウーマンは、子ども相手にも名刺を差し出し、どこに行くにもスーツ姿というコミカルさ。

余命いくばくないサラリーマンから“母のいない娘のため”、いきなり契約結婚を迫られOKした理由が「ただただ寂しかった」というところにも、すごくグッときた。

血のつながりがなくても、しっかりと心の底でつながれるというのは、奇跡だなと改めて感じたし、そういうかたちがあってもいいんだと安心させられた。

血が繋がっていたってバラバラな家族はあるし。

娘が小さなころに反抗しまくっていて、お父さんがなくなったときから、義母に頼るようになって、口癖がうつっていたりするのもキュンとした。

 

「サバ婚」は、結婚できなきゃ半年以内にクビという漫画チックな宣言をされて、婚活に励みまくるドラマ。

波留ちゃんコラム以外に仕事してんの??柏木王子と楽しくやってるだけ!?羨ましいから転職したい!!!っていうツッコミは置いておいて。

婚約破棄された原因も「結婚結婚重いんだよ」というだけの理由で、仕事も辞めちゃって戻れないし、周りの目も気になるしで、何もなくなった三十路女は本当につらかった。しかも結局さみしくてセフレになってしまうというのもつらすぎて…。

そこから這い上がっていく姿はやっぱり見ていて元気はもらえるし、自分を持ちながらもニーズに合わせて変えていくべきという生き方はなるほどなと思った。

婚活パーティーに参加してる人や合コンでサラダを取り分ける女を私も「頑張ってんな」と思ってみていたし、タイプじゃない人にも色目を使う女にはなりたくないと思っていた。でもそうやっている女性は結局私よりも先に結婚して幸せになっているし、なんなん⁉結局どうしたらいいの⁉っていう、その悩みがそのままドラマになっていた…。これはなんのいたずらなの…。

“男のニーズに合わせろ”っていう編集長のセリフが一番印象に残ったけど、恋愛は自分ひとりでしているわけじゃないし、やっぱりみんな人に合わせようと努力してるんですよね…。

突然柏木王子にインド行きプロポーズをされて、「結婚が本当の幸せなのか」「柏木王子が描いている自分は努力した偽りの自分だ」って悩むシーンもつらかった。

結婚したら幸せになれるというのは、人それぞれの価値観だし、すべてをなげうってインドへ行けっていうのはなかなかつらい。でもこれを逃すともう独りかもしれない…あ~!つらい! つらいのオンパレード!

そして努力した自分と素の自分が違うって悩むシーンもこれまたつらい。でも、それも自分なんだし、ドンと構えてればいいって話なんですよね!

 

結婚の話で思い出したけど、「彼氏をローンで~」もなかなか秀逸だった。旦那に猫かぶってるのに疲れて、女を忘れていって浮気される顛末を逃れるために男を買うっていう、ぶっ飛びさ。

これも面白かったけど、尚更「幸せって何なの…」って迷走する夏でした。

インド行きがついていない柏木王子を私も見つけたい(いない)。

 

「半分、青い。」の律がツッコミたくてたまらない②

半分、青い。」今回は鈴愛と律の幼馴染のヒストリーにツッコミをいれていきたいと思います。とにかく驚いたのは、北川悦吏子ドラマの特徴として、女がツッコミどころ満載キャラというのはお察しのとおりだが、まさか王子様ポジションのキャラがツッコミどころ満載だということ。それを念頭に置いて、共感してもらえるとうれしい。
幼馴染との恋愛はずるい!

幼馴染との恋愛って聞くと、よくあるよね~と思いがちだけど、このドラマのその部分はかなりリアルだ。さすが恋愛の神様…。

ドラマでも映画でもなんでも、登場人物のなかに幼馴染がいると「どうせくっつくんでしょ?」と思いがちだし、もしくは恋の強敵なライバルになるのでは…!?と想像しがち。

そして今回のすずめと律は典型的な「タッチ」みたいなレベルの高い幼馴染だけれど、恋愛関係ではない。

だからと言って、友達ではない。そうそれが幼馴染…!

佐藤健が、「若さゆえに恋愛に気づけなかった2人」って言っていたように、その微妙な距離感がかなり繊細に描かれていて、そこはやっぱり北川悦吏子だなと感服した。

恋愛するタイミングを逃した2人、

“すごく仲のいい友達”と“好きな人”の中間ぐらいの感覚で演じています。

それと、できるだけ肌に接触しないよう心掛けていますね。まぁ、そんなことを考えている時点で律は鈴愛のことを女性として意識しているのかもしれないけど、その距離感は大事にしたいです 。

news.goo.ne.jp

その距離感~!!!ってなるくらい、鈴愛と律は1つの傘に2人で入っているような距離感。それが幼馴染ってやつなんじゃないのかなと思う。

ここまで聞くと、律くん最高…ってなりがちだけどそうでもなかった。

 

王子様のくせにツッコミどころしかない

 いや、ちょっと待て待て!!!わかった、顔がいいのは知ってる、クラスでギャーギャー騒がないタイプでしょ、わかるモテるよ。

でも牧野つくしばりに言いたい。

ありえないっつーの!!!!!!!

 

①ヒステリー極まりない高慢ちきな美女(律の初恋の人)を優先した

→いきなり登場した、律の初恋の人・清。そして速攻ラブラブに。なんかよくわからないマニキュアとか塗られ放題。それより大学で友達はできたのかい?と聞きたい。

弓道の姿見てかわいい♡ってなっただけ…律も面食いなんかい!というところはさておき、その美女は嫉妬心むき出しで鈴愛と一騎打ち。

その現場(というか事後)に遭遇した律くん、あっさり美女を優先。おいおいおいおい、「お前が俺と鈴愛を語るな」とかまーくんに言っちゃうようなヤツが、あっさり幼馴染を捨てました…。ありえない…。

 

②鈴愛に突然の勘当宣言

→鈴愛が「律は私のもんだ!」と泣き叫び、恋人と喧嘩した事後、律に呼び出され勘当宣言される。律いわく、幼馴染としてきちんと線引きしてずっと仲良しの友達として付き合っていたかったのに、鈴愛が律のこと好きになっちゃったら、それが壊れちゃうんだからもう会えないとのこと。おいおいおいおい!お前さん、「鈴愛と付き合おうと思った時もあった」的なニュアンス言ってたよな??と顔を掴んでグイグイ言いたい。その前に、あなたの大事な写真破かれてましたよ??それはいいんでしょうかね???と問いたいが、清が悪いのも全部わかってて、鈴愛を切るとまで宣言されたからにはもうお手上げですわ。一生あばよ!!!って感じですが、まさかのナルシズム発揮します。

 

③律、謎の短冊泥棒

→そんなこんなで最悪な時間を過ごした2人。「さよなら鈴愛」と律のかっこいい声で別れを告げた後、「リツがロボットを発明しますように!」と書かれた鈴愛の短冊を盗みます。

「最後に僕は、鈴愛の夢を一枚だけ盗んだ」

 はいかっこいいです~!かっこいいけど、せっかく鈴愛を自分から切って彼女のもとに戻るのにそれ持って帰るなんて写真よりきつい~!

清的にもマジでありえない…。それ見て泣くくらいにしておけと言いたい。

 

④再会して即謎のプロポーズ

→久々に再開して、「彼氏いるの?」とかそういう話を聞けずにずっとしょうもない話をしちゃうっていうのは、ああ幼馴染だなって感じですごくよかった。3年前に清とは別れていたらしい。(だろうな!!!)

そんなこんなで、「鈴愛の夢が俺の夢」とか言い始めて、かっこよすぎる律くん。

最後にいきなり階段から落ちそうになった鈴愛を抱きとめて、「結婚しようか」。

え…そんな感じ???そしてそのあと断る鈴愛ちゃん。そのあと何もない律。あ、なんだ、そんなものか。くらいなあり得なさ。

幼馴染に思いを伝えるのってすごく難しいことだと思うし、だからこそそれを大事に大事に描いてきたのだと思うんだけど、いきなりこれ???

速攻引き下がる律くん。(あのさぁ…)

プロポーズするぞと思って岐阜に戻ってきていたらしいけど、だったらもっと何かあるだろといいたいし、その無駄話する時間よりプロポーズの時間をとりなさいよ!と言いたい。時間決まってるんだからさ…ぶつぶつ…

 

⑤いきなり結婚した

→ほっといたら、律結婚したああああ!!!!!!

ええええ!!!!!!待って!!その女誰!?!?音沙汰ないのなんで!?っていう感じだけど、律は鈴愛に振られて落ち込んでいたらしい。(落ち込んでたとかじゃなくてもっかい頑張るとかないのかよ、これだからイケメンは・・・ぶつぶつ)

もう一回言いますが、律くんは知らない女と結婚しました。

  

大きく5つもあり得ないポイントがあった…。

律め…罪深き男。これだけツッコミまくりましたが、なぜか朝になるとNHKにしてしまっていて、星野源が歌い始めると早く歌い終わらないかな(失礼)と思ってしまうような魔力を持っている「半分、青い。」。

もはや鈴愛ちゃんは面食いダメ男好きというにおいがプンプンしてますが、そこも見守っていけたらいいなと思います。(今もツッコミは続けているけど)

 

「半分、青い。」はツッコミたくてたまらない①

朝ドラを久々に見ている。

あまちゃん」以来の朝ドラかもしれない…!

なんだか昔から朝ドラが苦手で、“元気で一生懸命の田舎の女の子が頑張る感じ”が朝から見るにはちょっと疲れちゃうなっていうのが正直な感想…。

こんな素直に前向きに頑張れたらそりゃいいわな!と、

ひねくれている私は思ってしまうから…。

でもなぜか私は、今回の朝ドラを楽しみに見てしまっている…。

 

前半からツッコみたくてたまらない!

半分、青い。」を見ようと思ったのは、もちろん私が北川悦吏子の研究をしていたからっていうのもあるけれど、「恋愛の神様」の朝ドラとならば、朝からキュンキュンできて、そして安心してツッコめる!と思ったからだ。

 

昔、いろいろなドラマの評論を読んでいたときに、「これだ!」と思ったのは、恋愛ドラマについてのこの記事だった。

たとえば自分は恋人とロマンチックな場所でデートをしてうっとりしたいくせに、友達がそういういかにもなデートをしたという話を聞くと、必ずツッコミを入れてしまう。

同様に、テレビドラマやマンガでも、王道をゆくようなラブストーリーには思わずツッコミを入れたくなってしまう。

かつて私たち視聴者は恋愛ドラマに思い切り感情移入し、ヒーローやヒロインになったつもりで泣いたり笑ったりしながら、恋愛を疑似体験したものだ。

そのときドラマは自分たちの恋愛のモデルとなりえていたはずだ。

しかしツッコミ文化は、そのような無邪気な共感を許さない。*1

 

北川悦吏子といえば「ロンバケ」やら「愛していると言ってくれ」やらいろいろな恋愛ドラマを作り出してきた。それこそ、ザ・トレンディー!

いまだに私はドラマを見ながらいろいろなことをつぶやいているけれど、それは全部「ツッコミ」だ。

 

例えば、律の受験票をもってそのまま遊びに行ってしまった時は「やってもた…」どころではないし、律の志望校を「東大から京大に格下げ」と言っちゃうすずめは、「いやいや、あんた勉強してないじゃん! 格下げっていっていい大学ではないよ!?」と突っ込まずにいられなかった。

 

 

この時も、いやいや!自分で勝手に運命の人って決めつけて振り返って「微妙」はないだろ!と思ったし、ぶっちゃーと律の扱いに差がありすぎる…面食いめ…とも思った。

でも私はこのドラマを見ているし、なんならリアルタイムで見ている。

主人公にツッコみたくてたまらないからだ。

前半戦にしてツッコミどころ満載である。

北川悦吏子の描く女の子はいつもどこかヒステリーだけど、正直でまっすぐで純粋。まるで少女であり、少女漫画の主人公そのもの。

全員が朝ドラのヒロインと言われればそうかもしれない。

でもどこかツッコまずにいられない暴走をし始めるのが彼女たちだ。マギー伸司がやりそうな「でっかくなっちゃった」の耳をつけて授業を受けちゃう感じとか。

そもそも、超イケメン・お金持ちの幼馴染がいて、漫画家になりたいと思ったらすぐにチャンスをつかんじゃって、家族は温かくて…っていうだけでツッコミ待ちにしかみえない…。

 

というわけで、「#半分青い反省会」というタグができてしまうくらい、

ある意味注目度が高すぎる「半分、青い。」のツッコミポイントをまとめていこうと思います。

 

 

「監獄のお姫さま」がおもしろい!クドカン脚本3つの理由

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はじめに 

「更正するぞー!」「更正!」

この掛け声ではじまるこのドラマ。

5人の罪を犯した”おばさん”たちのわちゃわちゃした復讐劇。

これがまた”不完全”犯罪すぎて笑えてくる。

誘拐するはずのこどもを間違えてしまったり、計画は穴だらけでめちゃくちゃだ。

でも「69番ねがいます!」と私もどこかで使いたくなるくらい、不謹慎だけど女子刑務所が楽しそうに見えてしまうのはクドカンの脚本だからだ。

このドラマがおもしろい理由は、そんなクドカン脚本の代表的なおもしろ要素をふんだんに含んでいるからだろう。

 

 ①登場人物があだ名

彼女たちは互いをあだ名で呼び合っている。

  • 馬場カヨ→「冷静に」「馬場カヨ」
  • 勝田千夏→「財テク
  • 大門洋子→「女優」
  • 江戸川しのぶ→「姫」「爆笑ヨーグルト姫」
  • 足立明美→「姉御」
  • 若井ふたば→「先生」

そのほかにも、「しゃぶ厨」「大しゃぶ」「小しゃぶ」などいろいろなあだ名が出てくる。よくよく思い返すと、クドカンのドラマであだ名はもはや必須。

木更津キャッツアイでは、「ぶっさん」「バンビ」「マスター」「アニ」「うっちー」と主要登場人物が全員あだ名。

うぬぼれ刑事では主人公はずっと本名がわからず、「うぬぼれ」という名前のままだった。

『未来講師めぐる』では全員ではないものの途中からあだ名が定着してくる。そしてなにより地井武男「徘徊じじい」と呼ばれていたのが爆笑だった。あとは江口秀夫を「エロビデオ」としたのはすごい天才的だった。もはやとんちだけど。

ほかにも、流星の絆ではあだ名として定着せずともツッコミとして「ぬれせんべい」や「かわいそ村の村長」などが出てきた。

マンハッタンラブストーリーでは主人公の本名は最終話で明かされ、それまではずっと「マスター」と呼ばれていた。「ベッシー」「えもやん」というもともとがあだ名で生活している人物も。そして登場人物は全員アルファベットで例えられていた。(これはあだ名なのかな…?)

とにかく何が言いたいかというと、ドラマの登場人物があだ名で呼び合っているのを見ると一気に高校のクラスメイトのように思えてくるっていうこと。

同じクラスで楽しそうにわちゃわちゃしている彼女たちを端から見ているような気持ちにさせられるのだ。

彼女たちのわちゃわちゃ感は増すし、そうすると一気に私たちは彼女たちが「羨ましく」なる。

私もそこに行って、何かあだ名で呼ばれたい・・・!

あだ名は、なんかそんな気持ちにさせられるパワーがある気がする。

 

②ドラマの中にテレビがある

これはすごい哲学チックな見出しになってしまったけど、単純な話です。

ドラマの中の登場人物が「テレビ番組」をみている、ということ。『監獄のお姫様』でも女子刑務所で見ていた「この恋は幻なんかじゃないはず、だって私は生きているから、神様ありがとう」というドラマが出てくる。そしてテレビドラマにきちんと続きがあるという、1作にして2作(いや、1.5作)楽しめるのも特徴!なんかお得!

そしてこのドラマでエキストラとして<女優>が女優デビューを果たした。それを見ていたのは<姫>だけだったけど、なんだかずっとネタで言っていた自分のあだ名が本当になるってちょっとすごい。少しじんとくるところだった。

ほかにも代表的なのはマンハッタンラブストーリー軽井沢まで迎えにいらっしゃい」。これはシナリオブックにも多分このシナリオがあった(はず)くらい、しっかり作り込まれていました。内容としては韓流ドラマと昼ドラと火曜サスペンスを足して割った感じ。

そして11人もいる!では、同じような家族を「ダイナミック一家として放送していた。言ってしまえば「ビックダディ」なんだけど、自分たちと同じ家族をテレビで見て「なんか貧乏くせぇな」と笑っている姿がシュールだった。

ほかにも未来講師めぐるでは「ちぃ散歩」をパロった「ぢぃ散歩」。ドラマではないし、登場人物が見ていたわけではないけど、これが不思議。

ドラマでは「めぐるのおじいさん」なのに「ぢぃ散歩」をしているときは「地井武男」。めぐるに会っても声すらかけずに番組を全うする。不思議な感覚だった。

 

1.5作味わえるみたいでお得だとは書いたが、なにより自分たちと近い位置にいる、というのが一番の魅力だ。テレビドラマの中の人物たちがテレビを見ている。わたしたちと同じように、テレビドラマを見ている。わたしたちが見ているテレビドラマの登場人物たちがテレビドラマを見ている…なんかごっちゃになってきた。

「現実にありそうで、ない」これがテレビドラマだと思っているので、これはまさにその通り。なんかこんなテレビありそうだけど、ない。なんかこんな人たちいそうだけど、いない。そういう絶妙な距離感を感じることができる。

 

③ファンタジーな「普通」

これが一番書きたかった!なにより、クドカンの脚本を私が好きな理由はここにあるから。このことをつぶやいたら見たことないくらいの「いいね」がきて、すごく嬉しかった。自分に「いいね」でした。

 

木更津キャッツアイは、簡単にいうと【主人公が余命半年で余生をどう生きるか】というドラマ。なんだかこれだけを聞くと、重くて暗くて涙なしでは見れないドラマのように思えてくる。

でもここで彼の仲間たちはぶっさんを【余命半年】として扱わない。ビールで乾杯もするし、無茶させるし、「うざい」だの「あ、でもその頃にはぶっさんいねーな」といってしまうくらいの無神経ぶり。

でもこれこそがぶっさんのもとめていた「普通」の生活。でも、彼らはあえて「普通」を全うしていた。そりゃそうだ。友達が余命半年で、普通に接してくれよなんて無理な話だ。ワールドシリーズで彼らはぶっさんに「ばいばい」したけど、それまでやっぱり無理をしてハイテンションだったのかもしれない。だけど彼らは「普通」を提供してきた。この優しさこそ、ファンタジーな普通だと思う。

流星の絆だって【兄妹が親を殺した犯人に復讐する】話なわけだけど、AVだって見るし、合コンも行くし、ナンパだってする。

遺族が笑ったっていいじゃん!

女ひっかけたっていいじゃん!

普通のやつらと何が違うんだよ!

親殺されたか殺されてないかの違いだろ!?

いつまで遺族なんだよ!

いつまで遺族って言われなきゃなんねーんだよ!

 この泰輔のセリフは本当に名セリフだ。彼らはずっと「普通」を求め続けている。復讐をしていないときは、「普通」に生きている。

そして今回の『監獄のお姫様』では、馬場カヨは獄中結婚ならぬ獄中交際を検事に申し込まれる。バラの花束を持って。

自分、同情してるわけじゃありませんから。

なんとも思ってませんから。

会うたび印象違うんで。刑務所くるたびにウキウキするっていうか。

刑期を聞いて「なげー!!!」と言っちゃうあたりが笑える。ただ「普通」に交際を申し込んでいるんだとわかる。

馬場カヨは面会という言葉にウキウキするし、検事は刑務所くるたびにウキウキしてる。こんなの普通じゃないよ!と突っ込むところなのかもしれないけど、これこそファンタジーな「普通」!こういう普通があったっていいじゃん!

勇介を獄中で育てていたときも、彼女たちはそこでは「普通」の女でいられた。

「普通」の日常を送ることをもう許されなくなった彼女たちにとって、それはもうファンタジーでしかない。

「普通」ってなんなのか、クドカンはずっとその質問について考えているような気がする。

 

おわりに

あとこのドラマで新しく取り入れた要素としては、

  • 過去と現在が同時進行
  • ほとんどワンシチュエーション
  • メイン登場人物が全員女

っていうところな気がします。「ご飯の歌」とか「ざんげ体操」とか歌を作るところもクドカン脚本だなって思った…けど書いてないや。『ぼくの魔法使い』「こーきっちゃん♪」とかうぬぼれ刑事うぬぼれ刑事のテーマ」とか。

木更津キャッツアイ「赤い橋の伝説」は普通に泣けるいい歌詞だったけど、他は結構ふざけてたり不謹慎だったりでクドカンらしくていいですよね。

偉そうなことをつらつら書いていたけど、結局はこのドラマ最高に面白いよねってことが伝われば嬉しいです。

来週も楽しみ。

「我輩の部屋である」ー本当の自分は、自分の部屋にしかいないー

「吾輩の部屋である」の画像検索結果

 

部屋にいる自分を側から見たら悲惨なものだ。

テカテカのすっぴん、自堕落な体制、そして何より意味のわからないTシャツを着ていたりする。好きな人がいたり、彼氏がいたらこんな姿は見せられない。すぐさま変なTシャツは脱いで、ジェラピケのモコモコのルームウェアに着替えるし、ルームスプレーだってふるかもしれない。明らかにそれは「よそいき」の私だ。

 

リラックスした自然体の自分をさらけ出せる誰も見ていない空間、それが自分の部屋だったりする。そんな素敵な空間を守るのは、主人である自分しかいない。

だからこそ、台所にあるスポンジたての吸盤が弱くなったことも、カーペットの角が少し立ってしまっていることも、どうでもいいことのように見えて、一大事だ。

 

「我輩の部屋である」の主人公・哲郎は必死に、自分の部屋である城を守るために一生懸命。

例えば、お母さんにもらったお土産のこけし1つで部屋の空間は変わってしまうと哲郎は空間演出を考え始めたりする。明日のデートに向けて効率の良い部屋干し方法を考えたり、山間部斜面再現を試みたり、哲郎はいつも大真面目に考察している。

 

主人公の哲郎は大学院生で、自分の部屋で大真面目に考察したり、大好きな植村さんとのことを考えたり、親友の吉田と喧嘩をしたりしている。

このドラマに出てくるのは主人公の哲郎ただ一人。そして彼の部屋に置いてある家具たちがツッコミ役で登場している。ただ部屋にいる哲郎を見ている視聴者の代弁役といったところだ。だからこそ本当に哲郎だけしか出てこない。

哲郎の周りの人間と言えば、大好きな植村さんと親友の吉田、そして自分に好意があると勝手に勘違いしていた佐々木さん。彼らは声すらも出てこない。

本当に哲郎と彼の部屋だけである。

 

強気に出たり、カッコつけたり、学者風になったり、色々な姿の哲郎が、その部屋にいる。私も自分の部屋で色々と独り言を言ってしまうから、哲郎の気持ちはよくわかる。あそこまでおかしくはないけど。(笑)

植村さんのメールや電話に一喜一憂したり、普通に電話番号を聞けばいいのに、どうしたら聞き出せるか試行錯誤している感じもとても可愛い。

家具たちツッコミも冴え渡るが、それくらい私も哲郎に突っ込まずにはいられなくなる。ツッコまれても、カッコつけ続ける哲郎だが、きっと友達の前ではこうじゃないだろう。

いきなり「えぇ…?」と素っ頓狂な声を出しちゃう哲郎が本当の哲郎だったりする。

そんな哲郎がとても人間らしい。

 

いろんな自分が出せる空間、そして突っ込まれても気にしないで演じられる、自由で最高の空間、それこそが「我輩の部屋である」。